コラム

現役大学生に就職活動の本音を聞いてみました!

現役大学生に就職活動の本音を聞いてみました!

現役大学生が就職活動で感じる本音とは?

  大学生の就活に対する本音を聞いてください。

実際に自分の会社に就職希望にくる大学生はどんな気持ちで就職活動をしているのか気になりますか。

大学生は不安でいっぱいです。大学生の本音をつづります。

就活したくない。 これは決して一部の適当な大学生の安直な意見ではありません。

多くの就活生が抱える本音です。

 

この本音の裏には就活に関する問題点が隠れています。

この本音をないがしろにせず、企業の方に寄り添っていただければ、この企業に働きたいという強い意志を持った学生が増えるはずです。

これからひとつずつ理由を説明していきます。  

 

1.自己分析したくない。

自己分析は学生本人のやることなので、直接企業さんは関わらないことですが、 ここで学生がぶつかる悩みについて知っていただければ、面接に来る学生の悩みも分かっていただけると思います。

 

私たちは自己分析をして、企業の理想と比べると不安が押し寄せてきます。

その悩みは2つしかありません。

自分の時間の使い方は正しかったのか?
そしてこれから正しく時間を過ごせるのか?

悩んでも仕方のないことですが、自己分析をすると考えざるを得ません。

自己分析をして企業の理想と照らし合わせると、自分が正しかったのか自信がなくなってしいます。

面接に来る学生はとにかく不安で仕方ないのです。

 

2.面接に行くのが嫌。

面接は就職するには避けられせんが、本音はできればやりたくないです。

その理由も見ていきましょう。

 

  就活費用の平均は約17万円

学生が就活で考えるべきは、もちろん将来についてですが、それだけではありません。

学生のもう一つの悩みは金銭面です。

就活の終わった先輩に感想を聞くと、必ずと言っていいほど「お金貯めておいたほうがいいよ」とアドバイスされます。

面接会場は東京や大阪など都心が多く、地方の学生だとさらに交通費と宿泊費もかかり、就活費用の全国平均は約17万円。

面接受けるのだけでも緊張して精神が削られるのに、そこに経済的な問題も重なると面接に行くことも嫌になります。

 

  面接官に好かれたい

学生は内定をもらうためにも嫌われないよう必死です。

だから面接に来る学生は普段とは少し違います。

その準備も大変で、できればやりたくありません。

暑い中、着慣れないスーツを着て、女の子は就活用のメイクまで覚えます。

 

先日大学の教授に、「面接のときだけは普段とは違っても明るくしろ。」とアドバイスもされました。

学生は面接に外見も中身も整えてから挑みます。

これらは学生が人事の人に嫌われないようにすることですが、特別なことではありません。

そうして自分らしさを失くして、面接を受けた学生は企業さんの求める人材でしょう。

 

外見も中身も正解の型を覚えて、それに自分を当てはめて面接に来る準備している学生です。

でも、企業が学生の本音を聞きたいというのも、学生がこうやって自分らしさを隠すためでしょう。

学生だって本音はこんなことしたくありません。

 

自分らしさを見失い、面接官には自分のアイデンティティーを聞かれると、企業側が何を求めているのか分からなくなり、自分が何のために就活をしているのか見失ってしまいます。 ありのままを受け入れてほしいというのは、なんとも都合のいい考え方かもしれませんが、それが学生の本音です。  

 

3.ずっと学生のままでいたい。

これは学生だけじゃなく、多くの大人も思っていることじゃないでしょうか。

自分は仕事に追われて大変なのに、電車で見かける学生は、なんだか自由で楽しそうだとか、自分の学生時代も楽しかったなと、昔の自分を自慢したりして。

そんな大人を見て私たち学生は、大人になって昔を羨むなら、ずっと学生でいたいと思ってしまうのです。

だから、「大人は楽しいよ」と言える人や、そんな人が働いている会社は魅力的に見えます。

 

就職活動したいと思いたい。

今まで散々就活したくないと嘆いてしまいましたが、実際は就活を避けられない人がほとんどです。

だから、せめて就職活動したいと思いたいのです。

 

今までに挙げた、就活をしたくないという本音から就活の問題点が見えてきます。

学生も企業も、そこから目を背けずにきちんと向き合うことで、働くことや就職活動に対するネガティブな印象が少しでも減ることを願います。