コラム

ケーキ屋さんのお仕事内容とは?

ケーキ屋さんのお仕事内容とは?

ケーキ屋さんのお仕事内容とは?

ケーキ屋さんといえば可愛らしい外観におしゃれな店内、そして綺麗に並べられたケーキがキラキラと目に入るショーケースなど、爽やかなイメージの方も多いでしょう。 しかし実際にケーキ屋さんで働いてみると印象は一転します。 小さな焼き菓子一つでもパティシエによる繊細な作業の積み重ねで出来上がったものなのです。 ケーキ屋さんのお仕事は、大きく分けて2つあります。  

①接客とは?

表に出て品出し、レジ打ち、ラッピングや袋詰めをします。 出来上がったケーキを提供したり焼き菓子を袋詰めする際に商品の名前を覚えることができます。 とくに個人店では、はじめに接客へ入りどの商品がどこに置かれているのか、どのくらい少なくなったら製造の人へ仕込みをお願いするのか、ラッピングの仕方、常連のお客様の事などを覚えるケースが多いです。  

初心者でもできるの?

接客のお仕事は初心者でもできます。 アルバイトやパートの方も多いですが、製造ではないからといってただ品出しや袋詰めをすればいいのではありません。 お客様の口へ入るものを提供するため、異物混入はないか再確認したり清潔感のある印象を与える身だしなみを心掛けたりすることが重要となります。 お菓子作りが好きで手作業が得意な人に向いているでしょう。  

②製造とは?

主に作業場でのお仕事です。接客よりも朝早くから出勤して開店する前にその日出すケーキを仕上げます。 1日の流れとしては、出勤してまず清潔な作業服に着替えるところから始まります。 午前中は、その日に出すケーキの仕上げや焼き菓子の仕込み。 休憩をはさみ午後は、足りなくなった焼き菓子の仕込みや翌日出すケーキの下準備、そして掃除をします。 もちろんお店によってケースは異なりますが朝一番にその日の発注か、午後に翌日の発注をします。 また、ハロウィーンやバレンタインなどイベント期間にはそのイベントにあったお菓子作りをします。 クリスマスには多くのクリスマスケーキを仕上げ、誕生日ケーキの予約が入っていれば受け渡し日に間に合うように前もって仕込みをして当日仕上げます。 一度に数十個ものお菓子を仕込むため、生地をかき混ぜる時や20㎏のグラニュー糖を運ぶときなど力仕事もあります。 作業の一つ一つに神経を使います。異物混入がないか、計量に1ℊでも間違いはないか… お店に出すケーキは毎日同じものを作らなければいけません。 少しでも異なる分量や工程にしてしまうと同じものは出来上がりません。 注文が入っていれば尚更ですが、買いに来てくれたお客様を待たせることはできません。 そのため、同僚と確認し合いながら分担しチームワークを大切にして仕事をします。  

初心者でもできるの?

ケーキを作るパティシエは専門知識やスキルが必要とされるお仕事です。 必須ではありませんが、製菓専門学校で学び、国家資格である製菓衛生師を取得することが一般的です 。デコレーションケーキやパイピングなど技術とセンスを求められる仕事もあり、目で見て覚えるだけでなく、自分の手を使い体で覚えることも重要です。 一つ一つの積み重ねによってより良いケーキが出来上がり、自分のスキルアップに繋がり同時にお客様の満足度も上げられます。 自分の作り上げたケーキで人を喜ばせ笑顔にできる。誰かにあげるために買ってくれた人にとっては、大切なプレゼントになる。 そう考えると、自然と繊細になり気持ちが込められます。大変なぶん達成感の大きいお仕事です。