保健師のお仕事とは?また保健師になるには?
保健師とは?
医療や介護などに関わっている人は 耳にしたことがあるかもしれませんが、 多くの方には、聞き慣れない仕事かもしれません。
保健師とは、保健指導を行う人の事で、具体的には保健指導を行うことです。
では保健指導とは、どんなことをするのでしょうか。
保健とは、健康を保ち、病気を予防することです。
病気にならないよう早い段階で支援をするのが保健指導です。
保健指導に関連した仕事も保健師の仕事に含まれてきます。
保健師の仕事内容
1. 保健所や保健センター
保健所や保健センターで仕事をしている保健師は、公務員で地域住民に対して保健指導を行います。
例えば、赤ちゃんは、何ヶ月かごとに健診を受けます。
健診の時期は、赤ちゃんの発達段階などをふまえて決められています。
健診の際、もし何かトラブルが起こりそうだとの判断があれば、早めに対応することができます。
- 保健所や保健センターでは、健康診査のほか、次のような仕事も行っています。
- ・エイズや結核などの感染症への対応
- ・難病患者への対応
- ・精神保健対策
- ・母子保健対策
- ・健康づくりへの取り組み など
2. 会社
会社で仕事をしている保健師は、従業員に対して行う保健活動を通じて健康で安全な職場づくりをしていきます。
会社に勤めると、1年に1度は健康診断がありまが、保健師は、健診を依頼する医療機関を手配し、健診日程を調整、従業員へ連絡をします。健診が終わったら、結果を従業員に返し、会社として管理します。いずれ体調を崩してしまう恐れがあるときは、医師と協力して保健指導を行い、より健康な状態で仕事をしてもらえるようサポートします。
以上のような健康診断の取りまとめのほか、医務室があるような会社では診療のサポートも担います。社員のメンタルヘルスケアも大切な仕事です。実際に社員の仕事先に出かけ、その環境を整えることにも寄与します。
保健師は、自治体や企業のほか、健康保険組合、病院の健診センター、学校、高齢者支援センターなどでも仕事をしています。 最近では、開業し、フリーで保健師をする人も増えてきました。
保健師になるには
保健師になるには、保健師を養成する学校を卒業し、保健師国家試験と看護師国家試験の両方に合格していなければなりません。 保健師のプログラムが組み込まれた看護師養成機関で学ぶと、保健師と看護師の受験資格が同時に得られます。
保健師の仕事とは
保健師の仕事は、地域や職場、学校など、社会の一員として生活する人々が、より健康に暮らしていけるようサポートすることです。
参考
厚生労働省 https://www.mhlw.go.jp/index.html日本看護協会 https://www.mhlw.go.jp/index.html
日本開業保健師協会 https://jhna.jimdofree.com