半導体製造の機械オペレーター業務とは?
半導体とは?
導体(良導体)と電気抵抗率の大きい絶縁体 (不導体)の中間的な抵抗率をもつ物質を言います。
今話題の「5G」は半導体と大きく関係するものです。
ちなみに5Gの大きな特徴として「超高速化」「超低遅延」。
簡単にいえば今まで4Gで2時間映画のダウンロードに5分かかっていたところ、5Gになれば3秒で行えるというメリットがあります。
海外ではすでに導入されている国もあり2020年から日本も順次導入していく予定です。
皆さんのスマートフォンやお使いのパソコンの中にあるメモリに半導体が使われております。
データ通信を行う電子機器はほぼ半導体だと思っていただいて大丈夫です。
業界の好況や不況により業績が左右されやすい
2012年半導体製造会社の「エルピーダメモリ株式会社」が経営破綻し、同年会社更生法の適用を申請。
後に「マイクロンテクノロジー」によって買収され現在も社名を変えて生き残っております。
このように不況の煽りを受けやすい業種ではあります。
工場内でのオペレーター業務とは
製品自体は基本、機械が製造を行うためオペレーターとしては機械設備に異常があったときやメンテナンスが必要となったときに対応する仕事になります。
半導体がどのようにして作られているかなどかは特に覚える必要は無く、大事なのは英語を読める力(中学生レベルの単語)と専門用語を必要とします。
メーカーによっては機械操作時に全て英語で表記されている物もあるからです。
メンテナンスに関しては手順通りに行います。
修理トラブルや保全に関してはその専門の部門、またはメーカー対応が入ったりしますのでオペレーターとしては行う必要はありません。
機械いじりが好きな人は向いているかもしれないです。
必要な知識や資格とは
知識は製造に関しては持っていたほうが、他部門との連携を図りやすいためあれば良いと思います。
ですがエンジニア部門が開発・設計を行うためオペレーターとしては無くても問題ありません。
必要な資格などもありません。
半導体技術者検定という検定もあるのですがとる必要もありません。
開発・設計へ現場を変えたい方などは取っていたほうがいいかもしれないです。
メリットとデメリット
<メリット>
- ・交代勤務で働くため月に貰える給料が多い。
- ・製造は機械設備が行うためトラブルが無いときなどは忙しくない。
- ・製造現場は基本クリーンな状態を維持しているため職場の環境は良い。汚れたりなどは基本無いです。
<デメリット>
- ・工場自体が大型連休中も稼動し続けているため世間の休みと被ることがない(土日も祝日も関係なし)。
- ・業界全体の不況の煽りを受けやすい。
- ・専門用語を使用して会話を行うため、最初の頃は製造に関してイメージしにくい。
まとめ
半導体と聞くとかなりイメージしにくいところがあります。
当然製品自体は電子機器の内部に使用されているため、見ることが普段ありません。
ですが、現在では当たり前に一人に一つは所持しているスマートフォンに使われています。
半導体はこれからも国民の生活に必要不可欠な者になっていくことは間違えありません。
目に見えないけど、人の生活に役立っていく。
これからこの分野を支えいきたい方にはおすすめです。